日本で暮らすクルド人少女の目線で描く「難民問題」
「国家を持たない世界最大の民族」といわれるクルド人少女を追ったドキュメンタリー映画「マイスモールランド」が公開中だ。主人公は埼玉県に住む17歳のクルド人サーニャ。日本で同世代の若者と暮らしていたが、あるとき「在留資格」を失ってしまう。サーニャが「日本に居たい」と思うことは罪なのか。(石田 吉信・Lond共同代表) ◆ クルドという国がどこにあるかわかりますか。...
View Article4万人に1人、希少難病「ドラベ症候群」とは
4万人に1人の割合で発症すると言われる難治性てんかん「ドラべ症候群」をご存知ですか。特徴のひとつは、てんかん発作を繰り返すこと。しかし希少難病であるため、医療や教育の現場でもまだまだ知られておらず、発作が起きたときに的確な対処がなされていない現状があります。ドラべ症候群を取り巻く環境改善のために、家族たちが立ち上がりました。(JAMMIN=田中 美奈) 特定の模様や光、温度の変化などが発作の原因に...
View Article生き方デザイナー、「ありのまま」受け入れる社会へ
突然ですが、皆さんは「思いやり」という言葉に、どんなイメージを思い浮かべますか。「『思いやり』を『重い槍』と表現した仲間がいる。相手を思っての言動が、知らずに相手を傷つけてしまうこともある」。福岡・北九州市で「ありのまま」を認め合う社会の実現のために活動する団体に話を聞きました。(JAMMIN=田中 美奈) 「ありのまま」を受け入れ合う社会を目指して...
View ArticleALS発症12年、「治療法確立を」発信続ける
原因不明、治療法未確立の難病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)。意識や五感は正常で、知能の働きも低下することがないまま、身体のあらゆる箇所の筋肉が萎縮して徐々に身体が動かなくなり、歩くことも話すことも食べることも、最終的には自力で呼吸することすら困難になってしまう難病で、現在治療法は見つかっていません。12年前にALSと診断された一人の男性。治療法確立のために、発信を続けています。(JAMMIN=山本...
View Article意外と知らないSDGsとエネルギーの関係性
2021年、国内では「SDGs」についての認知が急速に進み、「サステナブル」という考え方がある意味とても身近になったといえます。その一方、「SDGsにはどんな目標があるの?」「暮らしにどう関わってくるの?」といった具体的な受け止め方においては、まだまだこれからといったところかもしれません。...
View Article命がけの「出産」が原点、医療格差解消に挑むNPO
2017年に世界銀行と世界保健機関(WHO)が発表した報告書によると、世界人口の半数にものぼる人々が予防接種などの基本的な医療保健サービスを受けられていないといいます。「世界の医療格差をなくしたい」。医師が中心となり、ブラジルの医療過疎地に暮らす人たちに、健康で安全な生活を届けるために活動するNPOがあります。(JAMMIN=田中 美奈) 制度・設備の面から医療崩壊が起きているブラジルの医療過疎地...
View Article病院がプラネタリウムに、星空で「つながり」届ける
もうすぐ七夕ですね。毎晩、私たちの頭上で輝く星。ずっとずっと昔から、どんな人にも、どんな時にも、同じように等しく輝いてきました。「本物の星を見ることが難しい人たちにこそ、星空を届けたい」と、これまでに1000を超える場所を訪れ、プラネタリウムで星空を届けてきた団体があります。(JAMMIN=山本 めぐみ) 病院や療育施設、支援学校など、さまざまな場所でたくさんの人たちに星空を届ける...
View Article「見えない障がい」、高次脳機能障害者とは
「高次脳機能障害」を知っていますか。事故や脳梗塞、脳卒中などが原因で脳が損傷し、感情や注意、記憶障害が現れ、コミュニケーションや生活に支障をきたす障がいですが、軽度の場合、一見障がいが見えづらく、当事者はさまざまな壁にぶち当たると言います。 (JAMMIN=山本 めぐみ) 高次脳機能障害者の声を発信...
View Article海ごみ問題、「自分ごと」の落とし込みが削減に
2020年からはレジ袋有料化が義務付けられましたが、改めて知り、考えてほしい海のごみのこと。「海のごみ問題は、プラスチック廃棄物の問題」と語るのは、30年以上にわたり海のごみ問題に取り組んできた「JEAN」のお二人。今、海のごみ問題が抱える課題を伺いました。(JAMMIN=山本 めぐみ) 私たちが目にすることができるのは、海ごみ全体のたった1%。...
View Article日本人医師、ケニアの障がい児とその家族を支援
ケニアで障がいのある子どもたちのための事業を立ち上げた日本人医師がいます。差別と偏見が強く、障がいがあることが「悪霊の仕業」や「うつる」「親族に呪いがかかる」などといわれ社会から遠ざけられてしまったり、人目につかないところで育てざるを得ない状況があるといいます。「一人ひとりが、可能性のある特別な存在」。活動への思いを聞きました。(JAMMIN=田中 美奈)...
View Article広がる出生前検査、「-1歳」の命に向き合う支援を
2013年にスタートした「新型出生前検査」によって、お腹の中の赤ちゃんの病気や障がいの一部について、その可能性があるかどうかを望めば安全に調べられるようになりました。あるいは妊娠中の健診で、病気や障がいが見つかることもあります。その時、妊娠を中断するか継続するかを限られた時間と情報の中で決断せざるを得ない現実があります。(JAMMIN=山本 めぐみ)...
View Articleイルカと泳ぐ体験、社会的養護下の子どもたちに
野生のイルカと泳ぐ「ドルフィンスイム」を社会的養護下にある子どもたちに届ける活動を25年にわたり行ってきたNPOがあります。より幼い時から子どもたちを支援したいと、家庭的な環境で子どもたちを育てるファミリーホームの運営や、自立に向けての支援を続けてきました。「家族のようなつながりを大切に」。活動への思いを聞きました。(JAMMIN=田中 美奈)...
View Article生活困窮者支援50年、「べき」論超えたつながりを
厚労省の調査によると、駅や河川敷など路上で生活する人の数は3,448人(2022年)。いわゆる「路上生活者」の数こそ年々減りつつあるものの、定まった住居を持たず、ネットカフェなどを転々する人たちの数はわかっていません。「支援する・されるという垣根を越えて、携わる人たちが自由に関わる」。名古屋で50年以上にわたり、生活困窮者の支援を行ってきた団体があります。(JAMMIN=山本 めぐみ)...
View Article「遊べない」社会と子どもの非行、NPOが問題提起
今、子どもたちが自由に、思う存分遊べる空間や時間が減っています。塾や習い事に忙しく遊べる時間がなかったり、遊べる場所があっても自由に遊ぶことが許されないこともあります。子どもが思いのままに自分の「やりたい」を追求したり表現したりする世界が、大人の都合によって壊されつつある現実。遊ぶことの大切さを理解し、受け止める大人を増やしたいと活動する団体があります。(JAMMIN=山本 めぐみ)...
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